データサンプル
JAXAの地球観測衛星と観測画像をご紹介します。
ALOS-2(だいち2号)
2014年5月24日打ち上げ
ALOS(だいち)の後継機として、災害状況把握、農林漁業、海洋観測、資源探査等、多目的の利用を目的に開発された衛星。
昼夜問わず雲や噴煙を透過して地表面を観測できるため、火山や地殻変動等の災害状況把握を初め、各分野で利用されている。
※赤、緑、青にHH, HV, HH/VV偏波の各画像をそれぞれ割り当てた偏波カラー合成画像
SARデータの利用提案
ALOS-2データの利用提案をまとめました、「ALOS-2 SOLUTION BOOK」を作成しました。
こちらからPDFをダウンロードできます。
ALOS(だいち)
2006年1月24日打ち上げ、2011年5月12日運用停止
地球規模の環境観測を高精度で行うことを目標に、地図作成・地球観測・災害状況の把握・資源探査など、幅広い分野での利用を目的に開発された衛星。
災害被害観測、ブラジルの熱帯雨林における違法伐採や日本国内の不法投棄監視、国土地理院の作成する地図への適用など、さまざまな成果を挙げた。
GOSAT(いぶき)
2009年1月23日打ち上げ
地球温暖化の原因と言われている、温室効果ガスの中でも主要な二酸化炭素・メタンの濃度や増減を、地球表面のほぼ全域にわたって観測する衛星。
気候変化を予測して、干ばつ、熱波、洪水等の気象現象のリスクの先回り、温室効果ガスの排出削減等、世界規模での環境変化の観測に役立っている。
しずく(GCOM-W1)
2012年5月18日打ち上げ
降雨量、水蒸気量、海面水温、土壌水分、雪氷等、地球の水循環を観測する衛星。
地球全体を長期間(10~15年)観測することによって、水の循環のメカニズムを解明する事を期待されている。気象予測だけでなく、漁業にも役に立っている。
- 第一期水循環変動観測衛星「しずく」(GCOM-W1)データ利用ハンドブック(3.71MB) 2015/7/17更新
- 第一期水循環変動観測衛星「しずく」(GCOM-W1)データ提供に係る実施要領(0.4MB) 2015/7/29掲載
GPM/DPR
2014年2月28日打上げ
地球全体の降雨を観測する日米共同開発の衛星。
水資源の管理、天気予報の精度向上、洪水警報システムの改善、異常気象の解明など、水に関わる様々な分野での活躍が期待されている。
- GPMデータ利用ハンドブック(4.97MB) 2015/7/17更新
- GPMプロダクトフォーマット(3.30MB) 2015/7/17更新
TRMM
1997年11月28日打ち上げ、2014年10月7日運用停止
地球全体の降雨量のうち約3分の2を占める熱帯域(緯度が±38度より赤道側)の降雨を観測する衛星。
日米共同プロジェクトで、気象予報だけでなく異常気象や地球温暖化現象など、地球規模の気象変動メカニズムの解明に役立っている。